今回ご紹介するのは、世界の紅茶愛好家がもっとも神聖視するといっても過言ではない存在「ダージリン」。
その香りは、一度知ると忘れられません。
そんなダージリンを徹底解説していきましょう。
目次
ダージリンとは?
インド北東部ヒマラヤ山麓(西ベンガル州ダージリン地方)で作られる紅茶。
世界三大紅茶のひとつで、「紅茶のシャンパン」と呼ばれるほど香りの高さで知られています。
ダージリンという名前はあくまで産地名であり、その地域で作られた紅茶だけが「ダージリン」と名乗れます。
味わい・香りの特徴
1透明感のある軽やかな味
口に含んだ瞬間に広がり、すっと消えていく透明感が特徴です。
重さや粘度はほとんどなく、澄んだ輪郭のある味わいが楽しめます。
2 繊細で心地よい渋み
渋みはありますが、アッサムやセイロンのような強い渋みではありません。
下の上にキュッと残る上品な渋みが、香りを引き締めて後味を整えます。
ダージリンが特別な理由
1土地の気候が唯一無二
霧が多く昼夜の温度差が大きいため、香り成分が豊かになりやすい。
2収穫時間で味が激変
他の紅茶にはあまり無い特徴です。
(ファースト)(セカンド)(オータムナル)別物レベルの違いに変化します。
世界で初めて○○された紅茶
ダージリンは人気がありすぎて偽物が大量発生。
そのためインド政府が(ダージリンGIマーク)で厳しく保護しています。
正規品は世界の流通量の1%未満とも言われています。
まとめ
ダージリンは、フローラルで華やかな香りと、マスカットを思わせる果実感、そして透明感のある繊細な味わいを併せ持つ紅茶です。
濃さや甘さを求めるのではなく、一杯の中に広がる層と余韻を楽しむことが、ダージリンを味わう最大のポイントと言えるでしょう。
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